ホテルの仕事で英語は必須?

2019年12月2日(月)

 ホテル業界を目指す人の中には、「どの程度の英語力が必要なのか?」という心配をする人が多いのではないでしょうか。
ホテルにはリゾートホテル・シティホテル・ビジネスホテルなど様々な形態がありますが、英語が必須のところと、そうではないところがあります。

 例えば、都心部に位置するホテルの場合は、海外からのビジネスマンや観光客の利用も多いため、英語を使うケースが多々発生すると考えられます。
京都や北海道などの観光地や、リゾート地にあるホテルでも、英語で接客をする機会は多いでしょう。
外資系ホテルの場合にはTOEICなどを利用して一定の英語力を持つことを応募資格としていることもあります。
一方で、主要駅から遠い郊外のホテルや高速道路沿いのホテルなどであれば、まだまだ外国人のお客さまは少ないといえます。
とはいえ、地方の旅館や民泊に宿泊する外国人観光客もいますので、どこに勤めても英語を使う機会が皆無とは言い切れません。

また、昨今の日本食ブームやサブカルチャーを楽しむだけでなく、ラグビーワールドカップ、東京オリンピック、大阪万博などの世界的な大イベントで多くの外国人観光客の訪日が予想されるため、シティホテルやリゾートホテルだけでなく、ビジネスホテルやカプセルホテルといった比較的安価なホテルでも英語が必要になることが予想されます。

 ホテルでの最低限のやり取りはできるようになっておくと、いざという時に自信をもって対応することができるでしょう。英語だけでなく他言語を使えることも強みになりますので、積極的に勉強しておくと良いでしょう。