取っておきたい資格⑧和食検定
2018年6月6日(水)
和食検定は、一般財団法人日本ホテル教育センターが実施する民間の検定です。
国内外のお客様に、日本の食文化を正しく伝えてゆくために必要な基礎知識と、和食文化の継承者に求められる専門知識および実務知識を測ります。
ユネスコの無形文化遺産にも登録されるなど世界中から注目を集めている和食。海外での人気も高く、本場の和食を楽しみにしている外国人観光客は多くいらっしゃいます。そのため、国外での活躍を意識しており、出題内容には和食に関する英語知識が含まれるという点が特徴的です。日本語と英語で学習を進めていくため、インバウンド対応に貢献できる人材としても活躍できます。
都市部のホテルだけでなく地方の旅館でも有用性のある知識ですので、レストラン・旅館・ホテル・観光関連のサービス業、調理の仕事などに携わっている方は特にオススメです。
《試験内容》
試験範囲は以下のとおりです。
【初級レベル】和食基礎知識
●和食の知恵「一汁三菜」
●和食文化と食事様式
●日本の地理的、気候的、海流的特性と歴史的背景
●地域の食材と郷土料理
●冠婚葬祭、年中行事、暦と和食
●和食を生み出す食材と料理
●和食を生み出す水、うま味、調味料、日本酒、日本茶、和菓子、器、箸
●和食の技とおもてなし、調理法、和室と和室での振舞い、食事作法
●和食文化の継承と食育
【基本レベル】料理・接遇・和食基礎英語
●日本料理に関する歴史や概要、特徴
●日本料理の食材に関する知識や料理名とその語源
●年中行事としきたり
●器や箸の知識
●日本酒、日本茶の知識
●日本料理店での食事作法と異文化の食事作法
●和食店での接遇に必要な英会話と英単語
【実務レベル】振舞・伝心・和食応用英語
●日本料理店での接遇マナー
●お出迎えからお見送りまでのサービスの流れ
●日本料理店での接客用語
●着物、和室の知識と振る舞い
●電話応対と様々なお席に合わせた接遇のポイント
●クレンリネスと基本的な危機管理の知識
●店舗運営への参加意識を持つためのマネジメント知識
●和食文化を伝えるために必要な英会話
※受験資格:基本レベル1級または2級の認定を受けている必要があります
■合格基準
基本レベル、実務レベルとも正解率によって1級、2級の認定をしています。
初級レベルは正解率によって1級、2級、3級の認定をしています。
【初級レベル】 100問(10問程度の英語に関する出題を含む)
1級:正解率90%以上 2級:正解率75%以上~90%未満 3級:正解率60%以上~75%未満
【基本レベル】 200問(料理80問、接遇80問、和食基礎英語40問)
1級:正解率85%以上(各項目80%以上) 2級:正解率65%以上~85%未満
(各項目60%以上)
【実務レベル】 200問(振舞80問、伝心80問、和食応用英語40問)
1級:正解率85%以上(各項目80%以上) 2級:正解率65%以上~85%未満
(各項目60%以上)
■試験時間
【初級レベル】 60分 【基本レベル】 90分 【実務レベル】 90分
《受験料》
【初級レベル】 4,000円(税込み)
【基本レベル】 5,000円(税込み)
【実務レベル】 8,000円(税込み)
《受験地》
札幌・東京・大阪・福岡
※5人以上で団体受験可能です。詳しくはHPをご覧ください。
http://www.washokukentei.jp/index.php
★例題もありますので、一度ご覧下さい。